私は妊娠期間がちょうど夏でした。
そのため、各地で災害が発生したというニュースを頻繁に見ていました。
台風・大雨・土石流・地震などの備え、みなさんは万全ですか?
私は災害時に夫がいない時は一人で対処・避難しないといけないので、かなり不安でした。
一応非常持ち出し袋などは準備しているものの、今まで避難所に避難したことがなく不十分なのでは…と心配に思っています。
- 妊娠中は特に新型コロナ感染が怖いけど、避難所で集団生活して大丈夫?
- 避難所で慣れない生活をして体に負担がかかってしまいそう
など、様々な心配を抱えている方も多いのではないでしょうか。
今回は、災害時のホテル避難制度についてご紹介します。
ホテル避難ってなに?
初めて聞いたけど私も利用できるの?
どうやって利用するの?
そんな疑問に答えます。
防災意識を高めて、赤ちゃんとママの体を緊急事態から守りましょう。
細かい条件等も地域によってかなり異なるようなので、気になる方は今回の記事を参考にお住まいの地域へ問い合わせてみてくださいね。
災害時のホテル避難制度って?
令和2年に、新型コロナの感染症対策として災害時の避難所としてのホテル・旅館等の活用について、妊産婦などを対象にして国から自治体へ通知が出たようです。
下記リンクをご参照ください。
「新型コロナウイルス感染症対策としての災害時の避難所としてのホテル・旅館等の活用 に向けた準備について」(令和2年4月 28 日付け事務連絡)を踏まえた対応について
このような提言に基づいて、各自治体で高齢者や妊産婦など要援助者の避難先拡大のため制度整備が行われていくそうです。
妊産婦さんや高齢者などにとってはとても助かる制度だと思うので、今後拡大していってもらえると嬉しいですね。
誰でも利用できるの?
結論から言うと、お住まいの自治体によって異なります。
私の住んでいる自治体ではすでに利用が可能な状況になっています。
しかし、地域によってはホテル避難の費用助成であったり、まだ制度そのものが整っていなかったりする状況なようです。
詳細はお住まいの地域に問い合わせてみてくださいね。
利用方法は?
実際に私が住んでいる自治体へ申し込んだ方法をご紹介します。
ぜひ参考にしてみてください。
対象者
- 妊娠28週目から産後2か月までの妊産婦
- 医療的ケア児
- 上記の介助者
申し込み手順
母子手帳をもらった時に、災害時のホテル・旅館避難の案内が入っていました。
妊娠7ヶ月以降申し込めるとのことで、時期になってからすぐに手配をしました。
ホテル避難であれば避難所より設備も整っている上、集団生活をしなくて済むので新型コロナの感染リスクも低くできるので安心だなと思いました。
- 自治体のホームページで「ホテル避難」について検索
- 申し込み方法を確認
- 利用の条件などを確認
- 利用方法を確認
- ホームページにて申請(氏名・住所・電話番号・母子手帳番号など必要事項を入力)
後日、自治体から提携先のホテル・旅館のリストと利用の登録証明のカードが郵送で届きました!
いつ災害が起こるか予想できないので、登録証明のカードは母子手帳と一緒に持ち歩いています。
避難方法
- 避難の際は、事前にホテルに電話予約
- ホテルで受付をする際に、登録証明のカードを提出する
注意事項
- 警戒レベル3の避難準備・高齢者等避難開始が発令された際に利用できる
- 空室状況によっては希望のホテルを利用できない場合もある
- 駐車場・食事は宿泊施設によってある場所とない場所がある
- 付き添いは一人まで可能
- 小学生までの同居する子どもの同伴も可能
ベビーグッズや生活必需品などはホテルにはないので自分で用意して持参する形になります。
ホテルの予約ができて避難先が確保できたとしても、最低限の防災グッズの備えは必要ですね!
また、いつどうなるか分からないので、時期によっては出産の時の入院バッグも持っていった方が良いかもしれません。
付き添いも一人まで可能なため、万が一の時は夫も一緒に避難できるので助かります。
まとめ
災害時のホテル避難は色々なリスクを抱えた妊産婦さんにはとても便利な制度です!
お住まいの地域でこのような取り組みがあるか、ぜひ調べてみてください。
今後さらに充実していってくれると、いざという時に落ち着いて避難できそうですよね。
私は妊娠9ヶ月現在、幸いなことにまだ利用する機会はありません。
防災グッズや出産時の入院準備もしっかり調えて、万が一に備えていきたいと思います。
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