妊娠してからというもの、赤ちゃんの成長を感じては楽しさや喜びを実感しています。
どんどん大きく育ってくれる赤ちゃん、そしてどんどん重たくなってくる自分の体…。
体調面での変化もたくさんありました。
今回は、私が日々の生活の中で妊娠って辛い…とストレスに思ったことを5つご紹介します。

もちろん、大前提として私自身が強く望んで妊娠した赤ちゃんです!
その上で、同じように辛さを感じている妊婦さんに「わかるわかる!」と共感していただいて、「私だけじゃないよね」と安心してもらえれば嬉しいです。
妊婦さんのことを周りで支えているパートナーやご家族にも、「こんなストレスを抱えているんだな」とぜひ知っていただきたいです。
きっと、妊娠生活をサポートするのに役に立つのではないかなと思います。
つわり

私の場合は、妊娠10週頃~約1ヶ月程つわりがありました。
主な症状は吐き気、食欲不振でした。
なんとなく食事が進まなかったり、仕事の最中にえづいてしまったり、普段とは違う体調の変化にかなり戸惑いました。
しばらくはゼリーなど吐いても不快ではないものを中心に食べていました。

それでも、私のつわりは比較的短期間で終わって動けなくなってしまうほどではなく、とても軽い方だったと思います。
妊娠4ヶ月頃になると、時々腹部の張りや痛みがあってその度に「赤ちゃんがダメになってしまうのでは」と強い不安に襲われたりもしました。
妊娠中期からも、突然の吐き気や気分不快は時々ありました。
車酔いもしやすくなって、長時間車に乗る時はなるべく外の景色を見て過ごすようにしています。
妊娠してからは夜寝ても眠くなってしまうことが増えました。
仕事をしていて頭がぼーっとしてしまう感じがあり、判断力が鈍る感覚があります。
運転もしないといけない仕事だったので、妊娠期間中に事故がなくて本当に良かったと安心しています。
やっと産休に入ったので、眠くなったら休憩するようにして過ごしています。
お腹が大きくなる

妊娠前から比べると、腹囲+18cmとなりパッと見て妊婦だと分かる体型になりました。
赤ちゃんが順調に育っているのはとても嬉しいのですが、お腹が大きくなると動作の一つ一つがなかなか不自由です。
- 寝返り
- 立ち上がり
- 起き上がり
- しゃがむ
なんて事のない動作が大変です。

靴下が履けなくなるとはこういうことか…と毎日実感しています。
洗濯物を干す動作も、トイレやお風呂の掃除も苦労します。
家事をするのがとにかく大変になりましたが、自分でやるしかないのがストレスに感じています。
服の締め付けも苦しく感じるようになりました。
ズボンやスカートなどは一番細い胸の下で履くことが多いのですが、胃が圧迫されて気分が悪くなってしまうこともあります。
自宅で部屋着にしているワンピースが、今一番楽な服装です。
息苦しく疲れやすい

こんなに体重が増えた経験が今までになく、それだけでも動く時に大変です。
妊娠後期になってからは、時々赤ちゃんが肺か横隔膜を押してしまっているせいか、息が深く吸えなくなってしまうことが多くなりました。
人間の体は、嚥下の時は一瞬呼吸を止めて食べ物を飲み込むようにできているので、ご飯を食べるだけでかなり息苦しくなってしまうこともあります。
貧血もあり鉄剤を内服していますが、常に酸素不足でまるで高地トレーニングをしているようです。
階段を上るだけ・ご飯の準備をするだけ・着替えをするだけで疲れるので、妊娠は大変だなと実感しています。
コロナ禍でマスクの着用が必須なので、外出の時は余計息苦しく感じてしまいます。
散歩の時もマスクは着用して出かけるのですが、周りに人がいない時は外してしっかり呼吸ができるようにしないと長距離を歩くことができません。
マイナートラブル

便秘
妊娠すると、水分不足や黄体ホルモンの影響で便秘になりやすいそうです。
私も妊娠初期から便秘に悩まされていました。

トイレに篭ってみてもなかなか上手くいかず、かと言ってお腹に力を入れすぎる訳にもいかず辛かったです。
対策としては
- 水分を多く摂取する
- ヨーグルト・食物繊維など腸に良いものを摂取する
- 運動やストレッチで腸を動かす
など行っていましたが、やはり改善せず下剤を内服しました。
酸化マグネシウムは赤ちゃんにも影響がないと言われています。
便秘になると体重も増えてしまうので、癖になってしまわないように気をつけています。
浮腫

元々は足がほとんどむくんだことはなかったのですが、妊娠後期に入って足がむくみやすくなりました。
特に外食の後は、普段より塩分の多いものを食べてしまうせいか、見た目に分かるくらい足がパンパンになります。
- 塩分摂取量を減らす
- 水分摂取量を増やす
- 運動・ストレッチ・マッサージをする
- 横になる時や座る時は下肢挙上する
- 着圧ソックスの着用する
など、色々対策はしているのですが完全にいたちごっこです。
赤ちゃんや脂肪で体重が増えているのか、むくみで体重が増えているのか判断がつきません。
特に妊婦健診の前は、なるべく足をスッキリさせたくて必死でむくみの対策をしています。
トイレが近くなる
妊娠してから頻尿になりました。
水分を多く摂るよう心がけているせいもあると思いますが、子宮で膀胱が圧迫されているのかな?と感じることもあります。
トイレへ行ったばかりなのに、すぐにトイレの心配をしてしまうのがストレスです。

行けるときに行っておくしかないのですが…。
腰痛

お腹だけどんどん大きくなっていくので、それを支えるために腰が痛くなります。
体の重心が変わるので、どうしても慣れない姿勢を取らざるを得ないんです。
お腹を支えるための歩き方・動き方になってしまいます。
腹帯やベルトをすることもあるのですが、私の巻き方が悪いのか気休め程度にしかなっていません。
腰の筋トレもなかなか難しいので、ストレッチで凌いでいます。

赤ちゃんが生まれたら、腰痛が治る間もなく今度は抱っこでひどくなるのではないかと今から戦々恐々しています…。
内服できる薬に制限がある

妊娠中はどうしても体調が悪くなることが多いのですが、その時に薬頼みにはできないのが辛いなと感じました。
- 腰痛があっても湿布は使えない
- 便秘があっても使える薬に制限がある
- 熱が出ても抗菌薬を簡単に処方してもらえない
など、挙げればキリがありません。
体調が戻るまで、ただ耐える・待つ・乗り切るしかない…。
かかりつけの医師に相談しても、まずおすすめされるのはストレッチや食生活の改善など忍耐の必要な方法です。
赤ちゃんのことを考えれば仕方のないことですが、辛い症状をすぐに治すことができないのがとても辛いです。

もちろん、あまりにもひどい場合は妊娠中でも使用が問題ないとされているお薬を処方してもらえますが、そうなっても赤ちゃんのことが心配になって結局ストレス、という悪循環に陥ります。
さいごに

妊娠は悪いことばかりではありません。
赤ちゃんがお腹にいてくれる日々の中で、楽しいこと・嬉しいことが本当にたくさんあります。
でも今回は、あえて大きな声では言えない「辛いこと」を紹介してみました。
妊娠前は元気だったのに、毎日体調が不安定になるストレスは大きいですよね。
「わかるわかる!」と共感していただいて、「私だけじゃないよね」と安心してもらえれば嬉しいです。
妊娠すると、喜び・楽しさ・辛さ・不安など色々な感情がもたらされます。
妊婦さんのそんな思いを、パートナーやご家族が寄り添って受け止めてくれることでより良い妊娠生活が送れるのではないかなと思います。
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