妊娠してからというもの、赤ちゃんの成長を感じては楽しさや喜びを実感しています。
どんどん大きく育ってくれる赤ちゃん、そしてどんどん重たくなってくる自分の体…。
仕事・金銭面・人間関係などの面でも、やはり今まで通りにいかないことが多くありました。
今回は、私が日々の生活の中で妊娠って辛い…とストレスに思ったことを3つご紹介します。

もちろん、大前提として私自身が強く望んで妊娠した赤ちゃんです!
その上で、同じように辛さを感じている妊婦さんに「わかるわかる!」と共感していただいて、「私だけじゃないよね」と安心してもらえれば嬉しいです。
妊婦さんのことを周りで支えているパートナーやご家族にも、「こんなストレスを抱えているんだな」とぜひ知っていただきたいです。
きっと、妊娠生活をサポートするのに役に立つのではないかなと思います。
仕事

職場に迷惑をかけてしまう
妊娠してからは、職場でかなり配慮をしてもらいました。
看護師だったので立ち仕事や患者さんを抱え上げるるような場面もあったのですが、
- 軽作業が中心になるよう仕事を割り振ってもらう
- 仕事の合間は座らせてもらう
- 夜の当番も外してもらう
- 匂いのキツい仕事は変わってもらう
など色々と気遣っていただきました。
それでも、つわりで急に具合が悪くなってしまって頻繁に休憩を挟んでいました。
腎盂炎や坐骨神経痛がひどくて急に休むこともありました。

どのタイミングで具合が悪くなるか予想もつかないので、「体調が悪くなりませんように」と思いながら仕事へ行く日々…。
今までできていた仕事ができなくなって、迷惑をかけてしまっているなという意識がどんどん強くなっていきました。
その結果、どのくらい体調が悪ければ「休憩したいです」と言っていいか分からなくなってしまい、つい我慢をして無理してしまうことが多かったです。
家に帰ると疲れと体調不良でぐったりしているのに、翌日もまた仕事に行かなければいけない負のループでした。
自分も周囲に気を使う

業務上で配慮してもらって負い目を感じる部分があり、体力の必要な仕事以外は積極的に引き受けるようにしていました。
「妊娠したから楽をしている」と思われたくないと意地になる気持ちもあったと思います。
体調のいい時はスムーズに進められるのですが、調子が悪いと引き受けた仕事やり切るのが大変でした。
職場の同僚の方々はいい人ばかりだったのでそんなことを思うはずもないのですが、自分で自分を勝手に追い込んでいっぱいいっぱいになっていました。
妊婦健診に時間を割くのが大変

仕事はシフト制だったので、妊婦健診は有給休暇なども組み合わせて時間を作っていました。
妊娠初期は胎嚢や胎児心拍が分かるまで頻回な受診が必要で、職場でも配慮していただきました。
妊婦健診へ移行してからは、月一回の受診を仕事・その他の用事の兼ね合いを考えながら休みを取っていました。
妊娠24週からは、妊婦健診の頻度が2週間に一度に増えます。
妊婦健診以外にも用事ができると、休みが足りなくて優先順位を考えるのが大変でした。
有給休暇は、長く勤めていた訳ではなかったので日数も限られていた上に、急な体調不良に備えて安易にたくさん使ってしまうことは避けていました。
病院の営業時間と自分の勤務時間が一緒だと苦労しますよね。
もちろん、夜遅くまでやっているクリニックなどもあるのですが、出産をどうしたいのかを考えると営業時間のみで病院を決めてしまうことはできません。
また、妊婦検診のたびに同じような曜日で休みを取っていたので、配慮してもらうのがすごく心苦しかったです。

世の中の働いているママさんは、こんな大変なことを乗り越えてきたんだと衝撃でした。
仕事を続けるのが辛い

- 職場に迷惑をかけたくない
- 私自身も気後れしてしまう・逆に気を使う
- 体調が悪い
など仕事の悩みを抱えることが多く、いっそのこと辞めてしまえば楽なのではないかと何度も思いました。
体力的にも、フルタイムで働いた後に家事をするのはとても大変でした。
また、コロナ禍で医療従事者として働いて感染リスクが高くなってしまうことへの不安も強かったです。
ただ、色々な先輩ママさんのお話を聞いて気分転換になったり、仕事そのものが楽しく感じる場面もありました。
仕事を続けた理由として、非常に大きかったのは金銭面です。
辞めてしまえば出産手当金・や育児休業給付金がもらえなくなります。
仕事をしている人としていない人で、もらえるお金に結構な差がありますよね。
今後の子育てのことを思えばお金はあるに越したことはないので、なんとか産休まで頑張ろうと決めて仕事に通っていました。
金銭面


妊娠・出産はこんなにお金がかかるのかと驚いています。
- 不妊治療
- 自費分の診察代
- お薬代
- マタニティ服
- 葉酸サプリ
- 出産費用
- ベビーグッズ
他にも色々な場面でお金が必要です。
妊娠するまではホルモン注射などの不妊治療でお金がかかりました。
妊娠が分かってからも、母子手帳と妊婦健診の補助券がもらえるまでの妊娠9週頃までの受診費用は自費です。
さらに、体調不良があれば受診するので妊婦健診以外でもお金がかかりました。
私は妊娠中期から貧血を指摘されて鉄剤を内服しているので、お薬代も払っています。

妊娠中はただでさえ体調不良になりやすいので、貧血などのトラブルは公費負担だったらいいのに…
妊娠は病気じゃないので仕方ないんですけどね。
マタニティ服・葉酸サプリは必要と判断して購入しましたが、安くはない金額がかかりました。
また、体調不良で家事ができなくなることがあり家事代行や外食費も増えました。
出産費用も助成金は40~42万円ですが、調べたところ大抵はその範囲では収まらないようです。
私の知人は追加で30万円(合計70万円)ほど払った人もいました。
時間帯や状況によっても色々な加算を取られると思うので、今から出産にかかるお金のことを考えると頭が痛いです…。
ベビーグッズに関しては、チャイルドシートやベビーカー、ベビーベッドなどの大物を新品で購入すると軒並み高額ですよね。
なるべく節約できるよう必要最低限の物を揃えましたが、それでも万単位でかかりました。
実際に赤ちゃんが産まれると、消耗品もたくさんあり必要になるものも次から次へと増えるので、節約を心がけたいと思います。
友達に誘われにくくなる

コロナ禍だったのでほとんど気にはならなかったのですが、結婚・妊娠で友達にご飯やオンラインお茶会などに誘われる機会が減りました。
実際、妊娠中は体調不良で動けない時もあり、優しく気遣ってもらって嬉しかったです。
同時に、誘ってもらえないと寂しい気持ちもあり、そんなかまってちゃんな自分が嫌になることもあります。
体調が悪いと自分のことで手一杯になってしまってイライラしがちです。

自分からも友達には積極的に連絡を取ったりして、なるべくメンタルを一定に保つ努力をするのが大切だなと感じています。
さいごに

妊娠は悪いことばかりではありません。
赤ちゃんがお腹にいてくれる日々の中で、楽しいこと・嬉しいことが本当にたくさんあります。
でも今回は、あえて大きな声では言えない「辛いこと」を紹介してみました。
体調が悪い中で、仕事も金銭面も心配するストレスは大きいですよね。
「わかるわかる!」と共感していただいて、「私だけじゃないよね」と安心してもらえれば嬉しいです。
妊娠すると、喜び・楽しさ・辛さ・不安など色々な感情がもたらされます。
妊婦さんのそんな思いを、パートナーやご家族が寄り添って受け止めてくれることでより良い妊娠生活が送れるのではないかなと思います。
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